会社のプロフィールを作ってみよう
前回の記事では、「広報ネタの出し方」について考えました。
今回は、その応用編となります。
会社に詳しくなれ!
自分の会社をおさらいしよう!
あなたの会社の主力事業や取り組み、社長や社員、オフィスのこと……
つまり「会社のプロフィール」をまとめることで、
今後の広報活動の上で使えそうな知識やネタをストックしておきましょう。
メモアプリやノートなど、使うツールは何でもOK!
全部が大変であれば、使えそうな部分だけでもかまいません。
部署を横断しながら、あなたが広報をする会社の “人となり” について理解してみてくださいね。
まずは、あなたの会社の資料を集めましょう。
もちろん、コーポレートサイトでもいいですよ。
さて、あなたの会社の主力事業やサービス・商品は何でしょうか?
それぞれどんな特徴があり、ターゲットはどのような企業/個人でしょうか?
直近の売上げや、顧客数の推移はどうでしょうか?
同じ業界には他にどんなサービスがあり、その中であなたの会社はどのような立ち位置にありますか?
広報として活動をする上では、このようなことを語る場面が多々あります。
最低限の知識として押さえておきたいポイントですが、もしスラスラと出てこないようであれば、この機会におさらいしてみましょう。
“企業の顔” はどんな人?
次は、人について。
あなたの会社の経営者は、どのような人物でしょうか?
性格、会社を立ち上げたきっかけ(もしくは経営者になるまでのエピソード)、経営の理念……これまでにインタビューされた記事などがあるなら、それらをまとめてみるのもいいですね。
メディアが業界について語ることができる人物を求めていることは少なくありません。
また、ビジネス誌の中には経営者が連載を持っているコーナーもあり、次なる書き手を探していることもあります。
そんなときに「弊社の代表はこんな人で……」と推薦できれば、その役が回ってくる可能性も上がりそうですよね。
続いて、あなたの会社の顔になっているような社員のことを思い出してみてください。
もしパッと思い浮かばなければ、営業成績トップの社員はどうでしょうか?
みんなに尊敬されている上司は?
そんな社員には、仕事の極意などをインタビュー取材してみるとよさそう。
対外的に紹介がしやすくなるのはもちろん、社内広報のコンテンツとしてもオススメです。
社員インタビューについては、また別の記事でも取り上げる予定です。
働く環境はどうだろう?
あなたの会社の制度や福利厚生には、どんなものがありますか?
もしかすると、他にはあまり聞かないようなものもあるかもしれません。
それについての社員の反応はどうでしょうか?
どんな効果が出ていそうですか?
もし分からなければ、人事を担当している方にコンタクトを取ってみましょう。
そうそう、働く場も大事です。
もし凝った内装のオフィスで働いているのなら、それは素敵なアピールポイント。
きっとコンセプトやこだわりがあるはずですよ。
ちなみに筆者は以前、企業のオフィスを紹介するメディアを運営していました。
コロナ以降の「新しい生活様式」としてリモートワークが進んでいますが、共創の場としてのオフィスも再注目されていきそうな予感がしています。
「出社する意味があるオフィス」は、これからの注目ワードのひとつかもしれません。
これだけでも、会社の人となりがより輪郭を持ってきませんか?
上記のトピックをヒントに、色々な角度から自分の会社について洗い出すトレーニングをしてみてください。
あなたの会社オリジナルの「広報ネタ」が生まれてくると思います。
広報は、「会社について一番知っている人」でなければいけません。
普段からアンテナを張り、常に情報をアップデートしておく姿勢を大事にしましょう。
今回まとめたものは、新しい情報が出るたびに少しずつ更新していくことをオススメします。